
日本国内で発行できるクレジットカードの中でも、最上位のステータスを誇るカードがアメックスプラチナです。
金属製カードの圧倒的な存在感はもちろん、ホテル・旅行で使える驚異的な特典が付帯し、プライベートもビジネスでもワンランク上の体験が提供されます。
しかし、アメックスプラチナの年会費は165,000円と高額になっており、元が取れるのか分からないから申込みを躊躇しているという方も多いでしょう。
この記事では、アメックスプラチナの基本情報から、年会費の損益分岐点まで解説します。
アメックスプラチナの基本情報

年会費 | 165,000円 |
家族カード | 4枚まで無料 |
ETCカード | 無料 |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
還元率 | 1.0% |
旅行保険 | 海外:最高1億円 国内:最高1億円 |
これまで、取得にはアメックスからのインビテーションが必要でしたが、申込みでの取得が可能となったアメックスプラチナ。
カードは金属製の特別なメタルカードで発行され、見た目や触感からラグジュアリーな雰囲気を纏っています。
日常的な使用には、プラスチック製のセカンド・プラチナ・カードを利用できますので、目立ちたくないシーンでの支払いにも役立ちます。
アメックスプラチナでは現在、公式サイトでのお申込みのうえ、利用条件を達成すると年会費相当の165,000円相当がキャッシュバックされる特典があります。
お申込みは公式サイトから!
※2024年11月現在
プラチナ・コンシェルジェ・デスク

アメックスプラチナでは、プラチナカード会員の専用窓口「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」を利用できます。
プラチナ・コンシェルジェ・デスクでは、カードやサービスのお問い合わせだけではなく、旅行やレストランの予約、ギフトの手配など、会員の希望に細やかに応えてくれます。
旅行のオンライン予約はチャットでも可能ですので、より手軽にコンシェルジュサービスを活用できますね。
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対象のサービス利用で獲得ポイント3倍
アメックスプラチナでは、メンバーシップ・リワード・プラスの対象加盟店ボーナスポイントプログラムと海外利用ボーナスポイントプログラムで、獲得ポイントが3倍になる特典があります。
ポイントが3倍になる対象店舗は次のとおりです。
- Amazon
- Yahoo!JAPAN
- Appleのサービス
- Uber Eats
- ヨドバシカメラ
- JAL公式ウェブサイト
- 一休.com
- HIS公式ウェブサイト
- アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン
Amazonの利用でポイントが3倍になりますので、ネット通販がお好きな方にもおすすめできますね!
アメックスプラチナの損益分岐、年会費165,000円の元を取れるのか?
アメックスプラチナは、ホテル・旅行で使える特典、ダイニングで使える特典、充実した補償、そしてショッピングで使える特典を活用すれば損益分岐点を超えることができます。
アメックスプラチナの損益分岐点となるのは、年会費の165,000円です。
国内で発行されるクレジットカードの中でもトップクラスに高額な年会費ですが、数万円相当の特典が充実しているため、上手に活用すれば年会費の元が取れます!
ここでは、アメックスプラチナの数ある特典の中から、一部を抜粋して紹介します。
※2024年11月現在
ホテル・旅行で使える特典
アメックスプラチナでは、ホテルや旅行で使える特典が充実しており、金額に換算すると高額な特典が用意されています。
- 入会で3万円分のトラベルクレジットがプレゼント
- カード更新で2万円分のトラベルクレジットをプレゼント
- カード更新で国内対象ホテルのフリー・ステイ・ギフトをプレゼント
- ホテル・メンバーシップ
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- ザ・ホテル・コレクション
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション
フリー・ステイ・ギフトでは、カード更新の度に国内ホテルの無料宿泊がプレゼントされます。
また、ファイン・ホテル・アンド・リゾートやザ・ホテル・コレクションでは、厳選されたホテルでの客室アップグレードや無料朝食の特典を利用できます。
さらに、アメックスプラチナでは、海外の高級ホテルチェーンのホテル・メンバーシップが用意されていますので、海外旅行時に大きなメリットを発揮します。
ホテル・メンバーシップでは、次のようなホテルチェーンの上級会員資格を取得できます。
マリオット・インターナショナル | ザ・リッツ・カールトン シェラトン ウェスティン マリオット |
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ | ヒルトン コンラッド ダブルツリー |
カールソン・レジドール・ホテルズ | ラディソン カントリーイン&スイーツ |
プリンスホテルズ&リゾーツ | ザ・プリンスプリンスホテル |
特典はホテルによって異なりますが、客室の無償アップグレードや無料朝食が提供されるホテルも多く、1回の宿泊で数万円単位の得ができるケースも少なくありません。
また、アメリカン・エキスプレスのサイトを経由して一休.comの掲載プランを予約すると、毎月先着300名の方に3,000円オフのクーポンコードがプレゼントされる特典がありますので、海外旅行だけではなく国内旅行の予約にも役立ちますね!
ダイニングで使える特典
ダイニングで使える特典も、金額に換算しやすく、お得度を感じやすい特典です。
アメックスプラチナでは、次のようなダイニング特典を利用できます。
- グローバル・ダイニング・キャッシュバック
- KIWAMI 50
- 2 for 1ダイニング by招待日和
2 for 1ダイニング by招待日和では、対象店舗の所定のコースを2名以上で利用した際に1名分が無料になります。国内だけではなく、ハワイやシンガポール、台湾にも対象店舗がありますので、旅行時にも特典を活用することができますね。
また、グローバル・ダイニング・キャッシュバックは、新しくアメックスプラチナに追加された特典で、国内外の対象レストランでの食事代金の20%相当が毎回、年間最大40,000円までキャッシュバックされます。
KIWAMI 50では、予約困難なレストランの空席がプラチナカード会員に優先して案内されます。金銭的なお得感だけではなく、アメックスプラチナでなければできない体験もかけがえのないメリットと言って良いでしょう。
忙しくて外食はできないけど、専門店の味をデリバリーしたい方には「DELIS」もおすすめです。

充実の補償サービス
アメックスプラチナでは、日常生活や旅行時の様々なトラブルに備える、充実した補償サービスが用意されています。
- 旅行傷害保険
- スマートフォン・プロテクション
- ホームウェア・プロテクション
- 航空便遅延費用補償
- キャンセル・プロテクション
- ショッピング・プロテクション
- リターン・プロテクション
スマートフォンプロテクションでは、画面割れを含むスマートフォンの破損や、火災、水濡れ、盗難時の修理代金を最大15万円まで補償してもらうことができます。
補償金額は最大15万円と手厚いので、高性能化に従って高額になっているスマートフォンの万が一のトラブルにも備えることが可能です。
また、ホームウェア・プロテクションでは、アメックスで購入していない電化製品やパソコンなどの故障も補償してもらうことが可能です。
アメックスプラチナの損益分岐点は家族カードを活用すれば達成しやすい!

アメックスプラチナでは、家族カードを4枚まで無料で発行できますので、最大で本カード1枚+家族カード4枚の家族5名で利用することができます。
アメックスプラチナの年会費は165,000円(税込)と高額ですが、家族5名で利用すれば1枚あたりの年会費は33,000円(税込)となります。家族カードでもプラチナカードの充実した特典を利用できますので、家族で特典を利用すればすぐに損益分岐点を超えることが可能です。
なお、アメックスプラチナカードの家族カードの発行枚数は4枚が上限となっています。
家族カードでも充実したプラチナ特典を利用可能
アメックスプラチナの家族カードでは、本カードとほぼ同等の充実したプラチナ特典を利用できます。家族カードで利用できるプラチナカード特典の一例を紹介します。
トラベル・サービス | ファイン・ホテル・アンド・リゾートザ・ホテル・コレクションホテルメンバーシップ手荷物無料宅配サービス |
ライフスタイル・サービス | カフェ コーヒー特典レストラン15%割引特典ラグジュアリー・ショッピングmenu優待特典 |
旅行先での保険 | 旅⾏傷害保険プラチナ・カード・アシスト |
充実した補償内容 | ホームウェア・プロテクションキャンセル・プロテクションショッピング・プロテクションオンライン・プロテクションリターン・プロテクション |
ザ・ホテル・コレクションでは、チェックアウト時に館内施設の利用代金が100米ドル相当割引される特典があります。また、ファイン・ホテル・アンド・リゾートでは国内外のホテルやリゾートで客室のアップグレードやレイトチェックアウトなど、平均600米ドル相当の特典を利用できます。
家族カードで年に1回でも海外旅行すれば、アメックスプラチナの損益分岐点を超えるのは簡単です。
家族カードなら審査なしでハイステータスカードを持てる
家族カードを発行する際の審査は本会員が対象となるため、専業主婦やアルバイトをしてない学生、年金生活の両親でも審査なしでハイステータスカードを持てる点も魅力です。
アメックスプラチナの家族カードの発行基準は、本会員と生計をともにする配偶者、両親、18歳以上の子どもです。子どもが18歳未満の場合でも、海外留学やホームステイでの利用を予定している場合は家族カードを発行できます。
また、アメックスの家族カードは別姓・同性パートナーでも持つことができます。多様性への対応の柔軟さも外資系カードならではと言ってよいでしょう。
アメックスプラチナはメンバーシップ・リワード・プラスが無料
アメックスプラチナでは、年間参加費3,300円(税込)のメンバーシップ・リワード・プラスに無料で登録できますので、ポイント有効期限が無期限、かつ有利な交換レートでポイントを交換できます。メンバーシップ・リワード・プラス登録済と未登録の場合のポイント移行レートの差をみていきましょう。
メンバーシップ・リワード・プラス登録済 | メンバーシップ・リワード・プラス未登録 | |
ANAマイル | 1,000ポイント→1,000マイル | 2,000ポイント→1,000マイル |
JALマイル | 2,500ポイント→1,000マイル | 3,000ポイント→1,000マイル |
その他航空会社のマイル | 1,250ポイント→1,000マイル | 2,000ポイント→1,000マイル |
ヒルトン・オナーズポイント | 1,000ポイント→1,250ポイント | 2,000ポイント→1,250ポイント |
Marriott Bonvoyポイント | 1,000ポイント→990ポイント | 2,000ポイント→990ポイント |
楽天ポイント | 3,000ポイント→1,400ポイント | 3,000ポイント→900ポイント |
Safekey対象加盟店 | 1ポイント→0.5円~0.8円 | 1ポイント→0.3円 |
対象の旅行会社 | 1ポイント→0.8円~1円 | 1ポイント→0.4円 |
ヨドバシカメラ/高島屋 | 2,000ポイント→商品券1,000円分 | 3,000ポイント→商品券1,000円分 |
カード年会費・月会費/ポケットコンシェルジュ | 1ポイント→1円 | 1ポイント→0.3円 |
航空会社/ホテル/旅行代理店 | 1ポイント→0.8円 | 1ポイント→0.3円 |
旅行関連以外の代金 | 1ポイント→0.5円 | 1ポイント→0.3円 |
メンバーシップ・リワード・プラス登録済の場合、ANAマイルに1ポイント=1マイルのレートでポイントを移行できるのも大きなメリットです。
ただし、アメックスプラチナでは、ポイントをANAマイルに移行できる年間の上限が40,000マイルまでに定められている点に注意しておきましょう。ANAマイルを貯めたい方は、年間の上限なしでポイントをマイルに移行できるANAアメックスゴールドがおすすめです。
海外旅行時の還元率が3.0%にアップ!
アメックスプラチナ限定のオプションプログラム「海外利用ボーナスポイントプログラム」に登録すると、海外旅行時のポイント還元率が3.0%にアップします!
海外旅行先の食事代金やホテル代、ショッピングでの支払いで3.0%還元でポイントが貯まりますので、海外旅行先で効率的にポイントを貯められます。海外利用ボーナスポイントプログラムには無料で登録できますので、アメックスプラチナを作ったら必ず登録しておくようにしましょう。
アメックスプラチナは特典を活用すれば年会費の元を十分に取れる!
金属製カードの圧倒的な存在感とその輝きで、クレジットカードフリークなら憧れずにはいられないアメックスプラチナ。
唯一のデメリットともいえる高額な年会費ですが、ホテルや旅行、食事や買い物にプラチナカードの特典を活用すれば、十分に元を取ることができます。
金銭的なお得感だけではなく、アメックスプラチナでは、他のクレジットカードでは得られない体験ができる点も強力なメリットです。
特典ならゴールドカードで十分と考えている方も、プラチナカードの最上の体験を試してみてはいかがでしょうか。