2025年10月1日から、ふるさと納税サイト独自のポイント還元が廃止されます。
楽天ふるさと納税やJRE MALL、さとふるなどでも9月末をもってポイント付与が終了するため、今後、ふるさと納税でポイントが貯められないのではないか?と気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、総務省の制度改正の背景から主要ポータルサイトの対応、そして廃止後もお得に寄付するためのチェックポイントまでわかりやすく整理しました。
2025年10月以降のふるさと納税を安心して続けたい方はぜひ参考にしてください!
| サイト | 特徴 | |
|---|---|---|
| ふるなび | 選べるポイント交換・家電など高還元返礼品が豊富 | 公式サイトへ |
| さとふる | 寄付最短5分 | 公式サイトへ |
| ふるラボ | 朝日放送グループ運営で安心・メール到着後すぐ申請OK | 公式サイトへ |
| 楽天ふるさと納税 | 楽天カードと相性〇 | 楽天で寄付する |
【まず結論】2025年10月1日で「サイト独自ポイント」は終了、クレジットカードの通常ポイントは継続

2025年10月1日から、ふるさと納税ポータルサイトによる独自ポイント付与は終了します。
それに伴い、楽天ふるさと納税の楽天ポイント、JRE MALLのJREポイント、さとふるのマイポイントなどは9月末で終了します。
一方、寄付の決済に伴って付与されるクレジットカードやQRコード決済の通常ポイントやマイルは規制対象外のため、引き続き受け取ることが可能です。
| 廃止されるポイント | 継続して受け取れるポイント |
| ・ふるさと納税ポータルサイトの寄付による還元 ・ふるさと納税ポータルサイトのキャンペーンポイントなど | ・クレジットカードの利用ポイント ・QRコード決済の利用ポイント・電子マネーの利用ポイント |
これまでのように、ふるさと納税サイトでのポイントとクレジットカードのポイントのような二重取りはできなくなりますが、クレジットカードによるポイント還元に変更はありません。
参考:JRE MALLふるさと納税 【重要】2025年10月1日以降のJRE MALLふるさと納税のポイント付与について
総務省がポイント制度改正に踏み切った理由と背景
総務省は、ふるさと納税ポータルサイト経由の高還元施策が自治体負担を押し上げており、過度な競争を招くことで、地域支援という制度の趣旨から逸脱していると判断しました。
制度改正の告示で、2025年10月1日からふるさと納税ポータルサイト等によるポイント付与を通じた募集を禁止する方針を正式に発表しました。改正の概要・根拠は総務省公開資料に明記されています。
| 公表された告示とQ&Aの要点 |
| ・ふるさと納税のポイント付与を条件とした寄付募集を禁止 ・施行開始は2025年10月1日から ・クレジットカード等の通常ポイントは規制対象外 |
ポータルサイトが実施する高倍率のポイント還元は、寄付を集める一方で、自治体の手数料負担を増大させ、本来は返礼品や地域施策に回す原資を圧迫してきたと考えられています。
ポイント還元による過度な競争を抑え、制度の健全性を回復することが制度改正の目的となっています。
9月末までに駆け込みで寄付する場合の注意点
ふるさと納税ポータルサイトの独自ポイントがもらえるのは2025年9月30日まで。ラストチャンスということもあって、9月末までは駆け込みでの申込みが集中することが予想されます。
想定外のアクセスが集中することにより、サイトが重くなったり、決済がうまくいかなかったりと、思わぬトラブルが起きる可能性にも注意が必要です。
ここでは、駆け込みでふるさと納税をおこなう場合にチェックしておくべきポイントを解説します。
アクセス集中による決済エラー
制度改正前の9月末には申込みが殺到し、アクセス集中によって画面が固まったり、決済が進まなかったりといったトラブルが予想されます。
特に、2025年9月30日の夜間や締切ギリギリは危険ゾーンです。
遅くとも数日前までに、9月30日に寄付する場合には、日中の時間帯に手続きを済ませるようにしておきましょう。
クレジットカードの限度額超過
高額な寄付を一気にすると、カードの利用枠オーバーで決済できないケースもあります。
駆け込みの決済で寄付が無効になったら取り返しがつきませんので、事前に利用可能枠を確認しておきましょう。
限度額を超えてしまいそうな場合、複数のカードを分けて使ったり、カード会社に一時的な増額をお願いしたりするのもアリですね。
ワンストップ特例の書類提出期限
ふるさと納税のワンストップ特例の申請書提出は翌年1月10日必着です。
申請を忘れてしまうと確定申告が必要になるため、自治体から申請書類が届いたら速やかに返送するようにしましょう。ギリギリに返送してしまうと、郵便事情で届かないリスクもゼロではないので注意が必要です。
もし可能なら、マイナンバーカードを使ったオンライン申請に対応している自治体を選ぶと安心です。
年末まで寄付配分はどうする?
おすすめは、9月末にポイント狙いで一部を寄付し、残りは12月までに調整して寄付という二段構えです。
こうすれば、駆け込みでキャンペーンなどのポイントを押さえつつ、年末に調整して控除上限をしっかり使い切れます。
まずは先取りでお得を確保してから、 最後に帳尻を合わせるというイメージで動けば、ふるさと納税のメリットを最大化できますよ。
ふるさと納税ポータルサイトの対応まとめ
2025年10月1日からの制度改正に備えて、ふるさと納税ポータルサイト各社も公式にアナウンスを出しています。
ここでは、代表的なポータルサイトの対応を整理しておきましょう。
| サイト | 特徴 | |
|---|---|---|
| ふるなび | 選べるポイント交換・家電など高還元返礼品が豊富 | 公式サイトへ |
| さとふる | 寄付最短5分 | 公式サイトへ |
| ふるラボ | 朝日放送グループ運営で安心・メール到着後すぐ申請OK | 公式サイトへ |
| 楽天ふるさと納税 | 楽天カードと相性〇 | 楽天で寄付する |
楽天ふるさと納税:10月以降はポイント停止、楽天カードのポイントはそのまま
楽天ふるさと納税では、10月1日以降は寄付による楽天ポイントの付与は停止となります。
ただし、楽天カードや楽天ペイで支払った分の通常ポイントは引き続き獲得可能。寄付の決済によるカード・アプリでの還元はそのまま受けられます。
参考:楽天ふるさと納税におけるポイント付与ルール変更予定のおしらせ
JRE MALLふるさと納税:独自ポイントは9月まで、ビューカード還元は継続
JRE MALLふるさと納税の独自ポイントも9月末までで終了します。
ただし、ビューカードで支払ったときのカード利用ポイントは規制の対象外のため継続します。鉄道系カードでふるさと納税の寄付をしている人には安心材料となりますね。
参考:【重要】2025年10月1日以降のJRE MALLふるさと納税のポイント付与について
さとふる:10月以降の「マイポイント」の付与は停止、ただし保有しているポイントは利用可能
さとふる独自の「さとふるマイポイント」は9月までで付与が終了します。
ただし、すでに貯まっているポイントは10月以降も利用可能なので、使い忘れないように早めにチェックしておきましょう。
参考:【重要】2025年9月30日の寄付はお早めに!今後のさとふるマイポイントについて
その他主要ポータルサイトの動きダイジェスト
au PAY ふるさと納税やふるラボなど、他のポータルサイトも同様に9月で独自ポイントの付与を終了します。
いずれのサイトも、「決済によるカード会社からのポイント還元は継続する」と案内しているため、今後はカードポイントが中心になると考えられます。
制度改正後もお得にふるさと納税をするためのチェックポイント
2025年10月の制度改正後は、決済方法の工夫と返礼品の満足度でお得度が決まります。
ここでは、制度改正後もお得にふるさと納税をするために、押さえておきたいチェックポイントをまとめました。
クレジットカードによる還元を最大化する
制度改正後も、ふるさと納税でのポイント還元はゼロにはなりません。クレジットカードの基本ポイントは改正後も付与されますので、ここを最大化していくのがコツです。
- 還元率は1.0%以上が最低ライン
- 還元率だけではなくポイントの使い勝手にも注目
- 家族でふるさと納税するなら家族カードでポイントをまとめよう
どのカードを選ぶかで数千円の差が出るケースもあるので、寄付額が大きい人ほどカード選びは重要です。
2025年現在で、本当にお得なクレジットカードを選びたい方は、こちらを参考にしてください。
返礼品は地域性や配送・レビューを軸に選ぼう
サイト独自のポイント還元がなくなる分、返礼品の魅力そのものがふるさと納税サイトを選ぶ際の決め手になります。
地域ならではの特産品や体験型の返礼品は満足度が高く、選ぶ楽しさも広がります。あわせて、発送時期や保存方法を確認しておくと安心です。口コミやレビューをチェックすれば、実際に届いた人の声から、量や鮮度、梱包の丁寧さまで把握できます。
せっかく頼んだのに多すぎて食べきれないなどの事態を避けるためにも、自分や家族の生活スタイルに合った返礼品を選ぶのがコツといえるでしょう。
手続きのしやすさで比較
返礼品が魅力的でも、手続きが面倒だと後悔してしまうケースも。
たとえば、マイナンバーカードを使ったワンストップ特例に対応しているかどうか、寄付履歴や申請書類をマイページから確認できるかといった点は、自治体選びやふるさと納税サイト選びの判断基準になります。
自治体やサイトを選ぶ際には、便利に続けられる仕組みを基準にすることが、これからのふるさと納税では大切です。
よくある質問(FAQ)
ふるさと納税のポイント廃止はいつから?
2025年10月1日をもって廃止されます。2025年9月30日までに寄付した分は、各サイトごとのルールでポイントが付与されます。
なぜ廃止されるの?
ポイント還元による自治体の負担が大きくなりすぎて、本来の地域支援という目的から外れてしまっていると考えられたためです。制度を見直し、健全な運用に戻す狙いがあります。
楽天・JRE・さとふるはどう変わる?
いずれも9月末までで独自ポイントの付与は終了します。10月以降はサイトからのポイント付与は停止となりますが、クレジットカードや決済サービスの通常ポイントは継続されるので安心してください。
クレジットカードやQR決済のポイントは規制の対象外?
クレジットカードやQR決済のポイントは規制の対象外です。そのため、クレジットカード利用やQRコード決済で付与される通常還元は今後も受け取れます。
ポータルサイト+決済の「二重取り」は本当に終わる?
サイト側のポイントがなくなるため、以前のようなポイント二重取りはできなくなります。ただし、決済によるポイントは付くので、ポイントが完全にゼロになるわけではありません。
廃止後の寄付タイミングはいつがお得?
9月末のポイント廃止前に一部寄付をして最後のポイント還元を利用し、残りは12月に本年度の収入を確認してから寄付する二段構えで、無駄なく控除枠を使い切れます。
ポイント重視から価値重視へ。2025年以降の賢い寄付のやり方
| サイト | 特徴 | |
|---|---|---|
| ふるなび | 選べるポイント交換・家電など高還元返礼品が豊富 | 公式サイトへ |
| さとふる | 寄付最短5分 | 公式サイトへ |
| ふるラボ | 朝日放送グループ運営で安心・メール到着後すぐ申請OK | 公式サイトへ |
| 楽天ふるさと納税 | 楽天カードと相性〇 | 楽天で寄付する |
ふるさと納税のポイント還元は2025年9月で幕を閉じますが、クレジットカードやQR決済の通常還元はこれからも継続します。
2025年10月以降は、どのサイトで何%お得かではなく、どんな返礼品を選ぶか、どれだけスムーズに寄付できるかが新しい基準になります。地域の返礼品を楽しんだり、ワンストップで手間なく控除を受けたりと、寄付の本来の価値に目を向けるタイミングであるともいえます。
ポイント重視から価値ある寄付へシフトし、自分や家族の生活に合った寄付スタイルを見つけて、ふるさと納税をさらに活用していきましょう!