クレジットカードを選ぶ際の大きな基準となるのが、お得なポイントプログラムです。
とくに、自分が利用する機会の多い店舗やサービスでポイントがお得に貯まるクレジットカードなら、よりお得に利用できます。
身近なコンビニや飲食店で、最大7.0%の高還元率でポイントを貯められる驚異的なクレジットカードが「三井住友カード(NL)」です。
この記事では、三井住友カード(NL)で、どれほどお得にポイントを貯められるのかを解説します。
対象のコンビニ・飲食店で最大7.0%還元!普段使いに最強のメインカード
三井住友カード(NL)では、対象のコンビニエンスストア・飲食店で、いつでも最大7.0%還元でお買い物することができます。
対象店舗では、次のようにポイントが加算されます。
通常還元率 | 0.5% |
対象店舗でのタッチ決済での利用 | +4.5% |
対象店舗利用時にスマートフォンのタッチ決済を利用 | +6.5% |
タッチ決済は、Visaのタッチ決済、またはMastercardコンタクトレスでの支払いが対象です。さらに、Apple PayやGoogle PayにVisaのタッチ決済、またはMastercardコンタクトレスを登録して利用した場合、7.0%還元の対象となります。
スマホ決済で効率的にポイントが貯まるのは、キャッシュレス時代にも嬉しいですね。
最大7.0%還元となる対象店舗は次のとおりです(2023年8月現在)。
コンビニエンスストア | 飲食店 |
セブン-イレブンローソンポプラセイコーマート | マクドナルドサイゼリアガストバーミヤンしゃぶ葉ジョナサン夢庵すき家はま寿司ココスドトールコーヒーショップエクセルシオールカフェかっぱ寿司 |
三井住友カード(NL)が驚異的な点が、対象店舗の幅広さと、最大7.0%還元が期間限定のキャンペーンではなく、常設の特典である点です。
利用頻度の高いコンビニエンスストア・飲食店で高還元率でポイントを貯められますので、食品などの値上げが続く状況で必要な節約にも最適です!
対象のコンビニ・飲食店で最大18.0%還元も可能!
三井住友カード(NL)は「家族ポイント」と「Vポイントアッププログラム」を組み合わせることにより、対象のコンビニ・飲食店で最大18.0%還元での利用が可能です。
家族ポイントに家族が1人登録するごとに対象のコンビニ・飲食店での還元率が1.0%加算され、最大で+ 5.0%までポイントが加算されます。
家族ポイントに登録できる家族の条件は次のとおりです。
- 代表者の二親等以内の家族
- 家族ポイント対象カードの本会員であること
最大で家族9人までを登録可能で、登録している家族同士でポイントを分け合うこともできますので、ポイントの管理に役立ちます。
さらに、Vポイントアッププログラムでは、対象のサービスの利用で、コンビニ・飲食店での還元率が最大+6.0%加算される特典があります。
Vポイントアッププログラムのポイント加算条件は次のとおりです。
Oliveアカウントに契約のうえ、三井住友銀行アプリまたはVpassアプリに月1回以上のログイン | +1.0% |
Oliveアカウントの選べる特典で「Vポイントあププログラム+1.0%」を選択 | +1.0% |
Oliveアカウントに契約のうえ、三井住友銀行で住宅ローンを契約 | +1.0% |
SBI証券口座で対象のお取引 | 最大+2.0% |
OliveアカウントおよびSMBCモビットを契約のうえ、Oliveアカウント契約口座を支払い方法に登録、利用 | 最大+1.0% |
ポイント加算の対象サービスの利用には、Oliveアカウントが必要となる点に注意しておきましょう。
まとめると、対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率は次のようになります。
対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済でのお買い物 | 7.0% |
家族ポイント | 最大+5.0% |
Vポイントアッププログラム | 最大+6.0% |
合計 | 最大18.0% |
最大18.0%還元を達成するのは家族構成やメインバンクなどの問題もありハードルは高いですが、10.0%還元は十分に射程圏内です。
コンビニ・飲食店でお得にポイントを貯めたい方は、Vポイントアッププログラムも意識しておきましょう。
タッチ決済利用時の注意点
2023年7月1日より、対象のコンビニ・飲食店利用時の三井住友カード(NL)のポイント加算条件が変更されていますので注意が必要です。
現在、対象店舗でのタッチ決済でポイントが加算されるのは、Visaのタッチ決済、またはMastercardコンタクトレスのみ(スマホのタッチ決済を含む)ですので注意が必要です。
三井住友カード(NL)では、タッチ決済の支払い方法として「iD」を利用できます。ただし、iDによる決済はポイント加算の対象外です。ポイント加算の対象となる支払い方法は次のとおりです。
- Visaのタッチ決済
- Mastercardコンタクトレス
- Apple Pay(Visaのタッチ決済)
- Google Pay(Visaのタッチ決済)
- Apple Pay(Mastercardコンタクトレス)
Google PayではMastercardコンタクトレスを利用できませんので、Androidユーザーでスマホでのタッチ決済を利用したい方は、三井住友カード(NL)発行時の国際ブランドをVisaに選択する必要があります。
コンビニエンスストアでどのくらいポイントがお得になるのか?
三井住友カード(NL)の最大のメリットが、対象のコンビニエンスストア・飲食店でいつでも、最大5.0%還元でポイントが貯まる点です。
しかし、1回あたりの利用金額の少ないコンビニエンスストアで高還元と言っても、それほどメリットが無いのではないかと感じている方も少なくないでしょう。
中小企業基盤整備機構が運営する「J-Net21」のコンビニエンスストアに関する市場調査データによると、コンビニエンスストアの利用頻度と1回あたりの利用金額は次のとおりです。
コンビニエンスストアの利用頻度
※画像:J-Net21
週に2~3回 | 25% |
週に1回 | 22% |
月に2~3回 | 16% |
ほぼ毎日 | 14% |
コンビニエンスストアの1回あたりの利用金額
※画像:J-Net21
300円~500円未満 | 38% |
500円~1,000円未満 | 33% |
300円未満 | 20% |
資料から、利用頻度は週に2〜3回、1回あたりの利用金額は300円〜500円未満の方が多いことが分かります。
データを参考に、該当する方が多いと思われる月間のコンビニエンスストアの利用金額を設定し、三井住友カード(NL)の5%還元が、他社クレジットカードとどの程度獲得ポイント数に差が出るのかをシミュレーションします。
ここでは、月に10日程度、1回あたり400円の利用として、コンビニエンスストアでの月間利用金額を4,000円と設定します。
ポイント還元率 | 4,000円利用時の獲得ポイント |
5.0%(三井住友カード(NL)) | 200円相当 |
1.0% | 40円相当 |
0.5% | 20円相当 |
一般的に高還元率と言われる還元率1.0%のクレジットカードと比較しても、獲得できるポイント数に160円相当の差があります。年間にすると獲得ポイントの差は1,920円相当になりますので、1回あたり400円利用する方なら、ポイント差で約5回分お買い物ができる計算です。
利用する頻度の高いコンビニエンスストアで獲得できるポイントに大きな差がありますので、ポイ活をするなら三井住友カード(NL)を持っておくのが近道です。
ポイ活の始め方については、こちらでも詳しく解説しています。
Vポイントの使い道
※画像:三井住友カード 公式サイト
三井住友カード(NL)の利用で貯まるVポイントは、1ポイント=1円として現金同様に使えます!
最も手軽、かつお得な使い道が「Vポイント」アプリを使用したポイントでのお買い物です。Vポイントアプリでは、Vポイントを1ポイント=1円として、店舗・オンラインショップでのお買い物に利用できます。
Vポイントアプリは、Visaのタッチ決済対応店舗、もしくはVisa対応のネットショッピングで利用できますので、幅広い店舗やサービスでポイントを活用できます。
また、Vポイントは、1ポイント=1円として、三井住友カード(NL)の利用代金に充当するキャッシュバックにも交換可能です。
Vポイント投資で投資信託の買付も可能
Vポイントは、1ポイント=1円として、SBI証券の投資信託の買付に利用できます。
Vポイント投資を利用するための条件は次のとおりです。
- Vポイントが貯まる個人カードを保有
- SBI証券 三井住友カード仲介口座を保有のうえ、SBI証券Vポイントサービスに登録
お買い物で貯まったポイントで気軽に投資できるので、資産運用に興味はあるけど元本割れのリスクが怖いという方にも安心して試すことができます。
三井住友カード(NL)の基本情報
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | ・初年度:無料・2年目以降:550円(税込)(ただし、年1回以上の利用で無料) |
国際ブランド | Visa,Mastercard |
ポイント還元率 | 200円に1ポイント(1ポイント=1円:還元率0.5%) |
付帯保険 | 最高2,000万円 |
三井住友カード(NL)は、9:00~19:30までのWebでの申し込み完了で、最短5分でカード番号の即時発行が可能です。
申し込み後、最短5分でアプリにカード番号が発行され、オンラインショッピングやタッチ決済対応の店舗でのお買い物に利用できます。
三井住友カード(NL)のVISAとMastercardの違い
三井住友カード(NL)のVISAとMastercardの違いは、主に利用できる加盟店とスマホ決済の対応状況の違いです。
国際ブランドのシェアでは、VISAが1位、Mastercardが2位となっており、ともに利用できる加盟店は幅広くなっています。ただし、大型スーパー「コストコ」で利用できるクレジットカードはMastercardのみとなっていますので、コストコでお買い物をする方にはMastercardがおすすめです。
また、三井住友カード(NL)の最大のメリットが、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済利用時の7.0%還元です。
Google PayではMastercardコンタクトレスを利用できないため、コンビニ・飲食店で7.0%還元で使いたいandroidユーザーの場合、Google Payに登録可能なVISAブランドでの発行をおすすめします。
三井住友カード(NL)では、VISAとMastercardの両方の国際ブランドで発行する「デュアル発行」を無料で利用できますので、迷ったらVISAとMastercardをどちらも作るというのも1つの方法です。
三井住友カードゴールド(NL)の取得方法
年間のカード利用金額が100万円を超える方は、三井住友カードゴールド(NL)を取得できる可能性があります。
三井住友カードゴールド(NL)は、三井住友カード(NL)の上位カードとして発行されているゴールドカードです。
ゴールドカード特典として、年間100万円以上の利用があれば、次年度以降の年会費が永年無料となるほか、年間100万円以上の利用があった年度は10,000ポイントのボーナスポイントがプレゼントされる特典があります。
年間100万円以上の決済があり、かつ1年以上三井住友カード(NL)を利用している方にインビテーションが送られるケースがあるようです。
インビテーションなしでも三井住友カードゴールド(NL)は申込みできますので、年間100万円以上の利用が見込まれる方は、ゴールドカードへのアップグレードを申込みしてみるのも良いでしょう。
三井住友カード(NL)のデメリット
三井住友カード(NL)には、次のようなデメリットがあります。
- 通常還元率は低い
- ショッピング保険が付帯しない
通常還元率は0.5%と低め
三井住友カード(NL)では、通常還元率が0.5%と低めになっている点がデメリットです。
ただし、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済の利用で7.0%還元になる驚異的なメリットがあるため、通常還元率の低さは気になりません。
コンビニ・飲食店では三井住友カード(NL)を利用し、その他の加盟店では、楽天カードやPayPayカードなどの還元率1.0%のクレジットカードと使い分けるのも賢い方法です。
ショッピング保険が付帯しない
三井住友カード(NL)には、ショッピング保険が付帯しない点がデメリットです。
三井住友カードのクレジットカードには、通常、ショッピング保険が付帯していますが、年会費無料の三井住友カード(NL)、(CL)はショッピング保険の対象外となっています。
ショッピング保険のついたクレジットカードが欲しい場合、180日間の長期補償のショッピング保険が付帯するイオンカードセレクトもおすすめです。
利用頻度の高いコンビニ・飲食店でガンガンポイントが貯まる!ポイ活最強クレジットカード
三井住友カード(NL)は、利用頻度の高いコンビニ・飲食店で、ポイントがいつでも最大7.0%還元で貯まります!
期間限定のキャンペーンではなく、常設の特典ですので、普段のカード利用でポイントをお得に貯めたい方にも最適です。対象店舗で三井住友カード(NL)のタッチ決済で支払うだけで5%還元となる点も嬉しいですね。
コンビニでお得なクレジットカードについて常に議論されていますが、直近では、コンビニでお得なクレジットカードは三井住友カード(NL)で決まりと考えて良いでしょう!