1万円から手軽にロボアドバイザーによる自動運用ができるTHEO+docomoを展開するTHEOで、念願のNISA対応が開始されました。
これまで、THEOの唯一のデメリットとも言って良かった点が、非課税メリットのあるNISAでの運用に対応していなかった点です。すでにお持ちのNISA口座との連携という形ではあるものの、NISA対応を開始したことは、これまでTHEOに不満を持っていた方にとっては朗報といえるでしょう。
この記事では、THEOのNISA対応の内容と、THEOでのNISAのはじめかたを解説します。
THEOがNISA対応を開始!THEOのNISA調整機能とは?
画像:THEO公式note
2024年12月18日より、THEOのNISA対応が開始されました。
THEOのNISA対応では、すでにお持ちのNISA口座でTHEO投信を購入し、THEOと連携することにより、資産全体のバランスを取る「NISA調整機能」が利用できます。
通常、THEOの自動運用では毎月一度資産のリバランスが実施され、資産運用が最適化されています。しかし、NISA運用においてはリバランスをおこなうと、その度にNISAの年間投資枠を消費してしまう問題があり、THEOではNISA口座に対応していないという経緯がありました。
NISA調整機能では、THEO投信を組み合わせることにより、NISAにおいてもTHEOの自動運用が可能となっています。すでにTHEOで資産運用中だけど、THEOがNISAに対応していないからNISAは様子を見ようと考えていた人にも朗報となるのではないでしょうか。
THEOと、同じくロボアドバイザーサービスのウェルスナビはよく比較されていますが、これまで比較した際の判断基準はNISA対応の可否となる場合が多くなっていました。THEOがNISA対応を開始したことにより、さらに本質的な運用益や手数料、サービスの違いを比べることができますね!
THEOのNISA調整機能のはじめかた
画像:THEO公式note
THEOのNISA調整機能のはじめかたは次のとおりです。
- THEOアプリホームの、THEO投信セクションの「詳しく見る」をタップ
- NISA口座をお持ちの証券会社の「購入画面へ」をタップ
- THEO投信をスポット購入、または積立設定
- 証券会社と連携をおこなう
THEO投信として提供される投資信託「THEOグロース・AIファンド」は、新NISAの成長投資枠、つみたて投資枠のいずれにも対応します。
2024年12月現在、THEOのアプリからTHEO投信を購入できるのはマネックス証券のみですが、今後、幅広い証券会社に対応していくことが予定されています。また、THEOと証券会社の連携機能は年度内に実装される予定です。
THEO+docomoでもNISA調整機能を利用可能!
THEOがNISA対応を開始したことにより、THEOがパートナー企業と提携して展開する、THEO+docomoをはじめとした「THEO+」のサービスでもNISA対応が開始されています。
- THEO+docomo
- THEO+JAL
- THEO+SBI証券
- THEO+iBank
筆者のTHEO+docomoのホーム画面からも、NISA調整機能のリンクを確認することができました。ここでは、アプリからの実際のNISA調整機能利用の流れを解説します。
トップ画面のTHEO投信(NISA対応)の横にある「詳しく見る」をタップ。
自身の利用したい証券会社の「販売会社で購入」をタップ。
2024年12月現在では、マネックス証券のみ対応しています。
証券会社のページでTHEOグロース・AIファンドを購入。
2024年12月現在では連携機能は実装されていませんが、機能実装後にTHEOとの連携をおこなうことで、NISA調整機能を利用できます。
THEOのNISA調整機能の注意点
THEOのNISA対応は段階的である点に注意しておきましょう。
2024年12月の第一段階では、THEOのアプリホーム画面からTHEO投信を取扱う証券会社へのリンクが表示されます。以降の予定は次のとおりです。
2025年1月下旬頃 | 保有しているTHEO投信を連携し、THEO投信の残高を表示できるようになる |
年度内提供予定 | THEOとTHEO投信を一つのポートフォリオとして、全体をバランス調整できるようになる |
現時点では対応する証券会社も少なく、マネックス証券のみ利用可能です。
また、THEOのNISA対応は、すでにお持ちの金融機関のNISA口座と連携するもので、THEOで新規にNISA口座を開設できるわけではありません。
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年会費 | 11,000円(税込) |
家族会員 | 無料 |
ETCカード | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 1.0% |
旅行保険 | ・海外旅行保険:最高1億円・国内旅行保険:最高5000万円 |
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画像:dカード公式サイト
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50ポイント未満 | 1つ星 |
50ポイント~ | 2つ星 |
600ポイント~ | 3つ星 |
1,500ポイント~ | 4つ星 |
5,000ポイント~ | 5つ星 |
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THEOのNISA対応が開始でより便利に使いやすく!ただし対応は段階的となる点に注意
2024年12月18日より、THEOで念願のNISA対応がスタートしました。
対応は段階的となっており、2024年12月現在ではTHEOとTHEO投信の連携はできませんが、最終的にはTHEOのハイレベルな自動運用でTHEO投信もトータルで運用される予定となっています。
これまで、THEOはNISA非対応だからと敬遠していた方も、THEOを検討する材料となるのではないでしょうか。