18歳の誕生日を迎え、晴れて新成人となった方の中には、初めてクレジットカードを作ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
オンラインサービスやサブスクの支払い等、これまで親のクレジットカードを借りて支払っていた手間も、自分のクレジットカードを持てば必要ありません。
海外ではクレジットカードを持つことが本人の信用の証明にも繋がるケースもありますので、クレジットカードを作ることは大人の仲間入りでもあります。
ただし、初めてクレジットカードを作る場合には、利用にあたっての注意点を知っておくべきです。
この記事では、新社会人が作るべきおすすめのクレジットカードから、クレジットカード利用時の注意点まで解説します。
新成人になったらクレジットカードを作ろう!ポイント還元もお得
2022年4月の民法改正により、成人年齢が引き下げられ、18歳から親権者の同意無しでもクレジットカードの契約が可能になりました!
ですので、18歳の誕生日を迎え、新成人になった方は、自分の意思でクレジットカードを申込みすることが可能です。
クレジットカードを利用するうえでのメリットは数多くありますが、主には次のような点が挙げられます。
- 現金を持ち歩く必要の無いキャッシュレス決済が可能
- 決済金額に応じたポイント還元を受けられる
- 手持ちの現金が無くてもクレジットカードでお買い物ができる
消費者庁が公開した、第46回インターネット消費者取引連絡会(2022年9月16日)の資料「キャッシュレス決済の動向整理」では、20代〜60代の年代別にキャッシュレス決済に関するアンケートを実施しています。
アンケートでは、オンラインショッピングを含む買い物の支払いで「キャッシュレス決済しかしていない」または「キャッシュレス決済での支払いが多い」と答えた方の割合は次のようになっています。
20代 | 61.8% |
30代 | 74.5% |
40代 | 81.4% |
50代 | 76.4% |
60代 | 76.5% |
※引用 消費者庁 第46回インターネット消費者取引連絡会(2022年9月16日) キャッシュレス決済の動向整理
アンケートの結果からも、比較的若年層の方でもクレジットカードを含むキャッシュレス決済が一般的な決済方法として用いられていることが分かりますね。
クレジットカードのポイントプログラムについては、こちらでも詳しく解説しています。
新成人におすすめのクレジットカード2選
クレジットカードを選ぶ際には、年会費やポイント還元率、さらにカード独自の特典を意識するようにしましょう。
ここでは、初めてクレジットカードを作る新成人におすすめできるクレジットカードを紹介します!
今回は、国内のクレジットカード会社を代表する、三井住友カード、JCBカードの2枚のクレジットカードを紹介します。
三井住友カード(NL)
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
還元率 | 0.5% |
旅行保険 | 最高2,000万円 |
コンビニやファーストフード店の利用機会が多い新成人には、三井住友カード(NL)がおすすめです。
三井住友カード(NL)では、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済でお買い物をすれば、ポイントが最大7%還元される特典があります。
月に1万円程度コンビニやファーストフードを利用する方なら、月間で700円相当分のポイントを貯められますので、1回分のランチ代が浮いちゃいますね!
さらに、三井住友カード(NL)の「学生ポイント」では、学生を対象にサブスクの支払いで最大10%還元となる特典もありますので、大学生にもおすすめです。
JCBカードW
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
国際ブランド | JCB |
還元率 | 1.0% |
旅行保険 | 最高2,000万円 |
Amazonでネット通販を利用する機会の多い方には、JCBカードWがおすすめです。
JCBカードWは、いつでも通常のJCBカードの2倍の還元率でポイントが貯まる特典があります。さらに、Amazonの利用では+1.0%還元でポイントが貯まりますので、2.0%還元でお買い物をすることが可能です。
JCBカードWには、女性向けの特典が充実した「JCBカードW plus L」もありますので、女性にも嬉しいですね!
クレジットカード利用時の注意点
クレジットカードは利用時の注意点をしっかりと意識して使うようにしましょう。
10代のうちに無計画にクレジットカードを利用してしまうと、将来、若気の至りでは済まない不利益を抱えてしまうケースもあります。
ここでは、初めてクレジットカードを利用する際に、知っておくべき注意点を解説します。
利用代金は期日どおりに支払いする
クレジットカードの利用代金は、必ず決められた期日どおりに支払いをするようにしましょう。
クレジットカードでお買い物をすると、いったん利用代金をクレジットカード会社が立て替えて店舗に支払いされます。利用者は、毎月決まった期日に月々の利用分を後払いで支払いをすることになります。
万が一、決まった期日に支払いができなかった場合、次のような不具合が発生する可能性があります。
- クレジットカードが利用停止される
- 遅延損害金が発生する
- 信用情報機関に履歴が残る
未払い期間が長期間にわたる、または、頻繁に支払いの遅延が発生する場合「信用情報機関」に致命的な記録が残ってしまう場合があります。
信用情報機関は、クレジットカードやローンの利用履歴となる信用情報を記録する機関です。
クレジットカードだけではなく、マイカーローンや住宅ローンの審査時にも信用情報は参照されているため、過去に未払いの履歴がある方は、ローンが組めなかったりクレジットカードが作れなかったりといった不利益が発生する可能性があります。
不正利用に備えておく
とくに、オンラインでクレジットカードを利用する場合、不正利用に備えておく意識が大切です。
オンラインサービスでのクレジット決済では、カード番号等の情報を入力するだけで手軽に支払いができます。
半面、フィッシングサイト等でカード番号を盗まれてしまうと不正利用の被害にあってしまいやすい点はリスクとして知っておきましょう。
近年、フィッシングサイトに誘導するメールも巧妙化が進んでいますので、利用者自身の自衛も重要です。
リボ払いの使い過ぎには注意
リボ払いは、クレジットカードの便利な決済方法のひとつですが、使い過ぎには注意が必要です。
クレジットカードの決済方法には大きく分けて次の4つがあります。
- 1回払い
- ボーナス1回払い
- 分割払い
- リボ払い
リボ払いは、利用金額を毎月一定額で支払いをする決済方法です。
高額な商品を購入する場合でも毎月の支払いの負担を軽減できる便利な決済方法ですが、無計画に使い過ぎてしまうと、いつの間にか支払いができない程の残高になってしまうリスクもあります。
また、リボ払いを利用すると、元金の支払いだけではなくリボ手数料も発生してしまいますので、1回払いよりも支払いの総額が大きくなる点にも注意が必要です。
新成人にクレジットカードは必須!良質なクレジットヒストリーを積み上げよう
クレジットカードを利用すれば、キャッシュレスで手軽に決済ができるだけではなく、ポイント還元でお得になる等、様々なメリットがあります。
クレジットカードの利用履歴は「クレジットヒストリー」とも呼ばれ、良質なクレジットヒストリーを積むことにより、ゴールドカードやプラチナカード等、上位カードの審査が有利になるケースもあります。
10代のうちからクレジットヒストリーを積んで、将来的に上位のカードを目指すというのも良いでしょう!
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