クレジットカードの利用で貯まったポイントを投資、運用する「ポイント投資」に興味をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
投資や資産運用に興味はあるものの、資金の元本割れが怖くてチャレンジできていないという方は、まずはポイント投資から始めてみるのもいいでしょう。また、資産運用の入口としては、証券会社の口座開設不要で始められる「ポイント運用」もおすすめです。
この記事では、ポイント投資の基礎知識から、ポイント投資ができるおすすめクレジットカードを紹介します。
ポイント投資とは?ポイント運用との違い
ポイント投資とは、クレジットカードの利用で貯まったポイントで、株や投資信託などを購入して運用することを指します。
ポイント投資には、大きく分けて次の2種類があります。
ポイント投資 | ポイント運用 | |
証券会社の口座開設 | 必要 | 不要 |
引き出し | 現金 | ポイント |
ポイント投資では、証券会社の口座を開設し、実際にポイントで株式や投資信託を購入します。ポイントで購入した金融商品を売却すると口座には現金が入金されますので、口座から現金で引き出すことが可能です。
対して、ポイント運用は証券会社の口座を開設せずに、ポイント運用口座にポイントをチャージします。ポイントは、実際の市場相場と連動して増減しますが、実際には金融商品を売買していませんので、口座から引き出せるのはポイントのままです。
ポイント投資の方がより本格的な資産運用が可能ですが、証券会社の口座開設が必要となる点がネックです。
自分に合った形でポイント投資をおこないましょう。
ポイント投資が可能なクレジットカード
ポイント投資をおこなうためには、ポイント投資が可能なクレジットカードと証券会社を組み合わせて利用します。
ここでは、ポイント投資におすすめのクレジットカード×証券会社を3組紹介します。
楽天カード×楽天証券
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 550円(税込) |
国際ブランド | JCB、Visa、Mastercard、アメリカン・エキスプレス |
ポイント還元率 | 100円につき1ポイント(1ポイント=1円:還元率1.0%) |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円 |
楽天カードの利用で貯まる楽天ポイントは、楽天証券での投資信託の購入に利用できます。
投資信託の買い付け時に、1ポイント=1円としてポイントを充当できますので、ポイント投資に利用した際のポイント還元率は1.0%相当です。
また、楽天証券でのポイント投資は、楽天のポイントアッププログラム「楽天SPU」の対象取引となっており、一定金額以上のポイント投資でポイントアップする特典もあります。
ただし、キャンペーン等で付与される期間限定ポイントは、ポイント投資に利用することができませんので注意が必要です。
エポスカード×tsumiki証券
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 発行なし |
ETCカード年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa |
ポイント還元率 | 200円につき1ポイント(1ポイント=1円:還元率0.5%) |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高500万円 |
tsumiki証券は、エポスカードでポイント投資やクレジットカード積立をおこないたい方のための証券会社です。
tsumiki証券では、エポスポイント100ポイントから、1ポイント=1円として投資信託の購入に利用できます。
また、エポスカードでの投資信託のつみたて購入も可能となっており、毎月100円から50,000円まで、エポスカードで投資信託を購入できます。
つみたてNISA対象の投資信託をエポスカードでつみたてるとエポスポイントが貯まる特典もあります。
インヴァストカード
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1,375円(税込) |
家族カード年会費 | 初年度:無料 2年目以降:440円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa |
ポイント還元率 | 200円ごとに1ポイント(1ポイント=1円:還元率0.5%) |
付帯保険 | 国内旅行保険:最高1,000万円 |
インヴァストカードは、カードの利用で貯まったポイントが自動的にインヴァスト証券に自動運用される、ポイント投資特化型のクレジットカードです。
カードの利用で貯まったポイントは、1ポイント=1円としてインヴァスト証券の取引口座に自動的にキャッシュバックされ、自動売買で投資がおこなわれます。
コースを選ぶだけのおまかせ運用で投資がおこなわれるため、インヴァストカードを利用してお買い物をするだけで、自動での資産運用が可能です。
インヴァストカードは、年間1回でも利用があれば次年度の年会費が無料になる特典がありますので、クレジットカードに年会費を支払いたくない方にもおすすめです。
ポイント運用ができるおすすめクレジットカード
ポイント運用なら、証券会社の口座を開設する手間もなく手軽に始められます。
ここでは、より手軽なポイント運用ができる、おすすめクレジットカードを紹介します。
セゾンカードインターナショナル
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB、Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 1,000円ごとに1ポイント(1ポイント=5円:還元率0.5%) |
付帯保険 | なし |
セゾンカードインターナショナルの利用で貯まる永久不滅ポイントは、「永久不滅ポイント運用サービス」で運用することができます。
永久不滅ポイント運用サービスでは、100ポイント単位で永久不滅ポイントを運用口座にチャージし、選択した運用コースで自動運用されます。運用コースは、6つの投資信託コースと株式コースがあり、実際の市場相場と連動してポイントが増減します。
永久不滅ポイントは、ポイントの有効期限が無期限ですので、運用で増やしたポイントを引き出して利用する際にも安心です。
PayPayカード
年会費 | 無料 |
家族カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 550円(税込) |
国際ブランド | JCB、Visa、Mastercard |
ポイント還元率 | 100円に1ポイント(1ポイント=1円:還元率1.0%) |
付帯保険 | なし |
PayPayカードの利用で貯まるPayPayポイントは、PayPayのアプリから簡単にポイント運用に利用することができます。
PayPayのポイント運用では、高騰により注目を集めている金(ゴールド)コースをはじめとした5つのコースを選択できます。ポイント運用口座に追加したポイントは、実際の市場相場と連動して増減します。
運用中のポイントは出し入れ自由ですので、運用で増やしたポイントでお得にお買い物をすることも可能です。
よりアクティブに運用をおこないたい方におすすめ!
ポイントでの投資や運用は、ノーリスクで投資を体験できるメリットの多いサービスです。
ポイント投資、ポイント運用で経験を積んだ方の中には、よりアクティブに資産運用を始めたいと感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、より本格的に資産運用ができるおすすめのサービスを紹介します。
LINE証券
LINE証券は、日本で最も利用者の多いトークアプリ「LINE」で簡単に口座開設ができる証券サービスです。
LINE証券では、国内株式を1株から購入できる「いちかぶ」が利用できますので、有名企業の株を少額の資金で購入することが可能です。
また、入金時にLINEポイントを1ポイント=1円として口座に入金することができますので、LINE Payを利用している方のポイント投資にもおすすめできます。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、口座に入金するだけで自動的に資産運用をおこなってくれるサービスです。
ビッグデータを元に運用がおこなわれるため、投資に関する知識がないという方でも安心して運用をまかせることができます。
THEO+docomoは、ドコモとTHEOのコラボによる投資サービスです。dカードでのおつり積立も可能となっており、ドコモユーザーにおすすめできます。
また、ウエルスナビは非課税特例を受けられるNISA口座にも対応しており、NISAでの運用を考えている方におすすめです。
ポイント投資で資産運用の経験を積もう!端数のポイントの使い道にも便利
ポイント投資は、クレジットカードの利用で貯まったポイントでの運用が可能ですので、自己資金を使用した運用に比べてリスクを抑えやすい点が特徴です。
ポイント投資とは言っても、実際に証券会社の口座を開設して運用をおこないますので、資産運用の経験値を積むことができます。また、証券会社の口座を開設するのが手間に感じる方は、ポイント運用から手軽に始めてみるのもいいでしょう。
ポイントをただ消費するだけではなく、運用するのがこれからのスタンダードになるかも知れませんね!